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【サガカノ中心学園パラレル】【2017.04完結】※サガカノ以外はCPともつかないような矢印(友情とか憧れ程度?)がごちゃごちゃ※シーンによって主役が変わるかも※4年前にちょっとだけ書いてた同名の小説をサガカノ用の物語に改変して進めます※ニコニコ動画の【手描き】聖闘士で女子高生ED(sm5592446)を参考にしています【あらすじ】舞台は私立グラード学園聖闘士高等学校――高校に入ったら恋に勉強に、と夢を膨らませていた星矢。...

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入学式(瞬・星矢)

「星矢ァーーー!」男のものにしては高い声が、まだ眠りに堕ちている星矢の耳を刺激する。「もう起きなきゃ! 今日は入学式だよっ」勢いよく体を揺すられた星矢は、はっとしたように目を開き、棚に置かれた時計を見て飛び起きた。「うわ……ごめん瞬! 30秒で用意する!!」パジャマを脱ぎながら洗面台に走って行った星矢をやれやれといった感じで見ていた瞬は、ふと鏡の中の自分に目を留めた。新しい制服。少し緊張した顔。「兄さ...

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兄と同じ場所で(瞬)

入学式の翌日、昼休み――「ちょっと星矢……ヤバいよ、沙織先輩と言ったらこの学園を経営しているグラード財団の跡取りなんだよ! どうして呼び出されたのかな……」並んで歩く瞬の瞳が不安そうに星矢を見た。「瞬は心配性だな! どうせ大した用事じゃないって。あ、もしかして告白なんかされちゃったら俺どうしよっかなー」星矢は冗談ぽくそう言って笑顔を作ってみせたが、それでも瞬の浮かない表情は変わらなかった。「そうだ……僕は...

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入学式(カノン)

とうとう『ふりだし』に戻ってしまった、と鏡を見て溜息を吐く。新調したスーツ、慣れているはずなのにようやく結べたネクタイ。緊張しているのか――こんなに準備に時間が掛かるとは思わなかった。一卵性の双子で生まれ、優秀な兄と一緒に育ったのは十五歳までだった。入ってすぐに高校を中退したカノンは、漁師になるため家を出て、中卒でも受け入れてもらえた漁業会社に就職した。二人が育った家は決して裕福とは言えず、たったひ...

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二人の距離(サガ、カノン)

「では……今日はここまで」チャイムが鳴ると同時に教科書を閉じ、荷物をまとめて教室を出ていこうとする青い髪の教師を魂が抜けたようにぼんやりと目で追っていた星矢は、彼が教室から出てしまうと勢いよく立ち上がった。「わっ! な、なに突然」隣の席の瞬が驚く。「先生に話し掛けてくる!」星矢はそう叫んで教室を飛び出していった。「あっ、あのっ……サガ先生っ!」廊下に出た星矢は勇気を振り絞って教師に声を掛けた。「……なん...

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火傷(カノン)

『一年A組』という札のついた扉の前で深呼吸をし、カノンが教室に入ると、一人の生徒があっと叫んで立ち上がる。「サ、サガ先生!?」その声をきっかけに教室全体がざわついた。たった今、その名前をどれだけ忘れようと努力してこの教室に入ったと思っているんだと思わず言いたくなる。さきほどの冷たい瞳と言葉が心に突き刺さったままであるのを充分すぎるほどに自覚しながら、カノンは教壇に立った。「これから英語を担当するカ...

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歓迎会(カノン)

カノンが目を覚ますと部屋はもう薄暗く、すぐに何時間も眠ってしまったのだと分かった。身を起こし、ベッドから降りてカーテンを開けると、明かりひとつで本を読んでいたアフロディーテが顔を上げた。「良く寝てたよ」「す、すまない、待っててくれたのか?」「いや、声を掛けても起きなくてね。よっぽど疲れてたんだろうと思って。教師の健康を気遣うのも養護教諭の役目だよ」カノンが近付くと、アフロディーテは本を閉じて立ち上...

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火傷(サガ)

またアイオロスに嘘を吐いてしまった。咄嗟に家を知っているようなことを言ってしまったが――私はカノンが出て行ったあの日から、追いかけることも、居場所を知ることもやめた。タクシーはすでに、見慣れた道を走っている。急にこんなことになって混乱しているせいもあるが、カノンを連れて自宅に戻る選択肢以外思い浮かばなかった。家は両親の事業の成功によって10年前に全て改築されてしまったとはいえ、カノンの生家であるのは確...

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二度と戻れない場所(カノン)

翌日――目を覚ますと、見知らぬ部屋のベッドの上だった。起き上がろうとした途端、激しい頭痛が襲う。「う……二日酔いか」酒を飲めばこうなることは分かっていたが、いまさら後悔したところでどうなるものでもない。とりあえずここがどこなのかを把握するため、頭を押さえながらなんとかベッドを離れた。そこはビジネスホテルなどではなく、明らかに誰かの部屋のようだった。最初に思い当たったのは、養護担当のアフロディーテだ。し...

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二人の距離2(サガ、カノン)

あれから一週間が経った。サガとはあの家で会話をして以来、話もしていない。周囲もそろそろ気付いているのか、サガの話を振られることも日に日になくなっていった。しかし、アイオロス。彼だけは例外で、ことあるごとにサガの話をしてくるので、カノンはそれを避けるのに毎日精一杯だった。この日、仕事帰りにクリーニング屋に立ち寄ったカノンはサガから借りていた服を受け取った。学園で返すのは絶対にまずい。そうすると、もう...

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友人・恋人・兄弟(カノン・ラダマンティス・サガ)

「今週の授業はこれで終わりだが、休みの間に復習をきちんとやっておけよ。 そう言うこの私もかつて復習などやったことがない身……偉そうなことは言えぬが……」終業のチャイムと同時に歯切れの悪い自嘲の言葉を吐き、ふらふらと去っていくカノンを見て、生徒は一律に不安げな表情を浮かべていた。今日はなんの授業だったのかもよく分からなかった。教科書ではない英語の本を読んでいるようだったが、聴き取れる者はこのクラスにはい...

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友人・恋人・兄弟2(カノン・ラダマンティス・サガ)

新任の英語教師カノンと、特進の英語教師であるラダマンティスが生徒に混じってサッカーをするという噂はすぐに広まり、多くの教師や生徒が観戦に集まった。体育教師や部活の顧問以外が昼休みに校庭に出るのはかなり珍しいことだったが、どちらもプロ顔負けの動きで試合を盛り上げ、参加した生徒たちを圧倒していた。しかし後半に入り、目に見えてカノンの動きが鈍り、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴ると同時にラダマンティス...

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役割(サガ、カノン)

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誠実な心臓(サガ、カノン、瞬)

どうしてこんなことになったんだろう――カノンは学園への道のりを重い足取りで歩く。あれからずっと、その疑問を繰り返して休日が終わってしまった。サガのベッドで目覚めたのは2度目だったが、酔い潰れた前回とは違い、ああなってしまった経緯をまだはっきりと覚えている。ただ、『どうして』そうなったかがいくら考えてもよく分からないのだ。「ッ……、」ようやく消えかけた下腹部の僅かな違和感に思わず唇を噛む。夢ではないはず...

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美術室(サガ、カノン)

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この先へ(サガ、カノン)

カノンと一緒に出勤したかった。隣に並んで、同じ家から出て来たのだと、学園の、いや、全ての人間に示して歩きたい。勘の良い教師ならばそれだけで分かるかもしれない。このサガが、昨晩カノンを抱いたのだと。そして、カノンが私のものになったのだと。しかしその願いは叶わなかった。朝礼前に一人で校長室に来るようにとアイオロスから言われていたからだった。カノンを起こすことも考えたが、昨晩の負担を考えると少しでも長く...

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双子だから(最終話)

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お知らせ(3/10更新)

◆自家通販は現在行っておりません。
◆次回のイベント参加予定は2019年2月10日(日)開催予定の「GALAXYμ」(大阪)です。
◆2013年に寄稿した『雨のおと、魂のこえ』という短編を全文公開しました。オフラインから見ることができます。

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◆サガカノ小説サイトです。
◆リンクフリーです。
◆R18部分は簡単なパス制です。

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書いている人

名前:みなみ椿
サークル名:Spiral
地域:東海圏

・ライブラA型
・カプ固定(サガカノ・LCアスデフ)
・字以外は左利き

同人活動は2010年06月から開始。
オフ活動は2012年11月から開始。

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