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【頒布終了】Golden Celebration(2013.05.26発行)

タイトル:Golden Celebration

サイズ:A5・二段組み・全56P
カップル:サガカノ
内容:R18シリアス
備考:聖戦後生き返り設定

表紙:璞久哉様
golden_mono.jpg

<詳細>
【あらすじ】聖戦後、自ら危険に身を投じようとするカノンを何とかして守りたいと葛藤するサガは、カノンに拒絶されるたびに強くなる頭痛に悩まされていた。

【目次】
1. 守りたいもの
2. 苦悩
3. 届かない声
4. 棘
5. あなたはわたしのすべてである
6. 献身
7. 波合
8. 救済
9. 黄金の祝祭
エピローグ

【本文サンプル1】
1. 守りたいもの

「同行するのはサガだと聞いていたが」
 定刻通り待ち合わせ場所に現れたその人物に、黒髪の男が怪訝そうに眉を寄せる。
「ふっ、さすがにお前は俺とサガの違いが分かるようだな」
「人選の変更があったとは聞いていないぞ、カノン」
「どちらでも良かろう? 俺も双子座なのだから」
「今回の任務がサガではなくお前にこそ相応しいとアテナが判断されておれば、初めからお前に声が掛かったのだ」
 カノンのそのいい加減な返答が余計に気に食わず、男はきつい口調で毒づいた。もう引き返している時間はない。このままカノンと任務を遂行するしかないことが分かっているからこそ、ひとこと言わなければ気が済まなかったのだ。
「……危険な任務だ。ミスをするなよ」
「お前もな、山羊座のシュラ。さあ、行くぞ」
 シュラの警告を軽い態度で受け流して先を歩き始めたカノンのあとを、一つ溜息を吐きついていく。頼りないと思ったわけではなかった。シュラは以前からカノンの行動に関して、ある懸念を抱いていた。しっかりとした足取りで歩くカノンの後ろ姿を注意深く見据え、単なる思い過ごしであればいいが、と心の中で呟いた。
 カノンの双子の兄であるサガがどれほど彼のことを大切に思っているのか、シュラは充分理解していた。つい先日教皇の間でサガと顔を合わせた時、もし任務で弟と一緒になることがあればよろしく頼む、と言われたばかりだったのだ。初めて見るサガの兄らしい一面に、シュラは思わず笑みを零したが、サガはいたって真面目に話しているようだった。
(サガ、今日はあなたの分までカノンを守ろう)
 先を歩くカノンにサガの姿を重ね、シュラは密やかにそう決意する。水瓶座のカミュを含めた三人でアテナの御命を狙って聖域を駆け上がったあの日、サガが弟であるカノンと戦い涙を流していたのを隣で見ていることしかできなかった歯痒さは今も忘れることができない。こうして聖戦後に再び命を与えられ、罪を許し許されながら人間としての幸せを少しずつ知っていく中で、この二人だけはいつまでもそんなこととは無縁に生きているようだった。兄弟で会話をしているところはおろか、個々が笑っているところさえも見たことがなく、ずっとそれが気がかりだった。

【本文サンプル2】ネタばれ、性描写あり
 しばらく二人は息を上げていたが、やがてカノンはサガの上から下りた。
「異教の神が見ている」
 サガは横たわったまま、壁に飾られた大きな宗教画を見て自嘲するように呟いた。カノンの脳裏に実の兄と姦淫する罪悪感が過る。サガは表情を曇らせたカノンを見て、ふっと笑って手を伸ばした。
「そんな表情をするな。きっと、お前にこんなことされている俺が羨ましいんだろう」
 伸ばされたサガの手はまるで罪深き人間に赦しを与える神の手のようだった。カノンはその手に縋るように震える指を絡め、力を込めて握った。カノンがそうすると、サガはもっと強くその手を握った。その瞬間、その手は神のものではなく、共犯者のそれに変わったように思え、カノンはその可笑しさにふっと笑った。

 繋いでいる手を引っ張られ、そのまま導かれるようにカノンは再びサガの上に乗った。
「続きを、しよう」
 そう誘う紅い瞳がどうしようもなく優しく感じ、カノンの表情が歪んだ。サガは指をカノンの秘所に再び入れ容赦なく掻き回し、カノンの感度の良い場所を正確に突いた。
「……っ、あ……あぁ……っ」
 こんな場所で淫らに喘ぐ罪悪感も、兄と繋がるためらいも、考える時間をサガが与えてくれない。そもそもそんなことを感じたところでやめることができるはずもなかった。
 気が付けば一度果てたはずの中心が更に熱を持ち、高く天井を向いていた。サガの指の動きに合わせて腰が動いてしまっているのか、そのたびに自分の中心もびくびくと動いているのが見え、くらりと眩暈がしたカノンは下半身を突き出したままサガの胸に伏せた。
「あっ……は、はぁ……んっ、ふ……」
 それでもサガは指の動きを緩めることはない。法衣の布の感覚が物足りなくなったカノンは、ずるずると上へと這い上がると、サガの耳の下あたりに顔を埋め、首筋を強く吸った。
「いいのか? あいつに知られるぞ」
 あいつというのが普段のサガだというのは分かっていた。痕を付ければ、元に戻った時に違和感を覚えるに違いない。それでも、今朝サガが何も覚えていなかった時に感じた寂しさをもう二度と感じたくなかった。
 忘れてほしくない。こんなに深く体を繋げ、互いを求め合っていることを。普段何を考えているのかさえ分からない兄が別の人格になることで見せた優しさや触れることへの許容を、なかったことにはしたくなかった。
(4. 棘 より一部抜粋)

お知らせ(3/10更新)

◆自家通販は現在行っておりません。
◆次回のイベント参加予定は2019年2月10日(日)開催予定の「GALAXYμ」(大阪)です。
◆2013年に寄稿した『雨のおと、魂のこえ』という短編を全文公開しました。オフラインから見ることができます。

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◆サガカノ小説サイトです。
◆リンクフリーです。
◆R18部分は簡単なパス制です。

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書いている人

名前:みなみ椿
サークル名:Spiral
地域:東海圏

・ライブラA型
・カプ固定(サガカノ・LCアスデフ)
・字以外は左利き

同人活動は2010年06月から開始。
オフ活動は2012年11月から開始。

昔作った動画

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